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zoom RSS 『新藤兼人・原爆を撮る』/新藤兼人/原爆の悲劇を撮り続ける監督の情熱が伝わってくる

<<   作成日時 : 2005/04/17 18:17   >>

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 映画を撮ることに情熱を傾けた監督は沢山いる。しかし、核兵器の惨劇をここまでリアルに描くことに情熱を持ち続けた監督はいないのではないだろうか。
 「原爆の子」「第五福竜丸」「8・6」「さくら隊散る」「原爆小頭児」は、原爆とその被害を描いた作品である。「原爆の子」では大成功したが、「第五福竜丸」は大赤字。
 ロケ地での宿泊代も支払われず、苦労に苦労を重ねた話。大手映画会社に所属しない自主制作映画の苦労と、それでも良い映画を作るために頑張っている映画人の姿に感銘する。
 本書は、そんな映画の企画段階からロケ地の苦労話、完成に至るまでの秘話まで、熱い想いを込めて語っている。
 そして、「ヒロシマ」という映画をこれから作ろうとする抱負が語られる。原爆投下の瞬間、何が起こったのか。人が爆熱によって一瞬のうちに消滅し、爆風によって吹き飛ばされる。そんな核の威力と悲惨さを描こうとしている。もちろん、二度と同じ悲劇を繰り返さないためという強い意識があるからだ。
 5月には核不拡散のための世界会議が開催される。核不拡散条約から一方的に脱退したブッシュ・アメリカ。今度こそ、全世界の合意として、核兵器廃絶への道筋を開くものとなって欲しいと願っている。
 この時期に出版された新藤兼人監督の熱い想いが伝わってくる。本書には、新作「ヒロシマ」の未発表シナリオ全文が収録されている。監督の熱意を感じることができる。
(2005-04-05REVIEW JAPAN投稿、オンライン書店bk1の「今週のオススメ書評」に選ばれる)

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