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zoom RSS 『自由のパラドックスと弁証法』/牧野広義/青木書店/「真の自由とは」

<<   作成日時 : 2005/04/29 04:39   >>

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 現代批判の哲学シリーズとして出版されている中の一冊。「人間として生きていくということは、自由を求め続けることである」。著者の想いが表現された言葉である。
 自由だと思っていても、現代の自由にはパラドックス=逆説が存在する。近代から現代における自由は、一方で自由であっても、その反面不自由を押し付けられているものがいる。そうしたパラドックス(逆説)のない、真の自由、みんなの自由を実現するための解決策は何かを真剣に追求した著書だと思う。
 
 デカルトから、ホッブス、ロック、ルソー、カント、ヘーゲル、マルクス、エンゲルス、J.S.ミルの思想のポイントを示しながら、その意義と問題点を明らかにしていく。そして、現代の新自由主義への批判をしながら、真の自由への解決策を示していく過程は見事である。
 「自由、平等、共同」の考え、人間と自然との関わりには納得させられる。
 本来、理性に基づく正しい知識の増大が、自由の拡大に繋がる。しかし、現代の新自由主義はそこにもパラドックス(逆説)が存在するという矛盾の指摘。そこから、真の自由のための弁証法的解決策が提起されていて、学ぶべきことが多い。

 真の自由は、理論や理想だけでは実現されない。それへの正しい認識と、それを実現するための実践が必要であろう。その手助けになる絶好の手引書として、必読の書ではないだろうか。

2003-06-11 REVEIW JAPAN投稿

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